金融庁、保険代理店にメス
みなさんこんにちはスマカフェの高橋です
今回は日経の気になった記事から保険代理店に金融庁がメスを入れるお話です
■「説明不足」など苦情高止まり
「保険内容を十分説明していない」といった苦情が相次ぐ中、金融庁は、保険契約を巡るトラブルが相次ぐ保険代理店にメスをいれます。具体的なトラブルとしては、「公的保険の説明を十分していない」「外貨建て保険など元本割れのリスクを知らなかった」「(手数料目的で)短期間で次々に保険を乗り換えさせられた」などがあるといいます。
■代理店の業務管理体制に問題意識
金融庁はかねて代理店の業務管理体制に問題意識を持っていたが、代理店の数が非常に多く、監視の目が行き届かなかったのが現実です。金融機関に「顧客本位の業務運営」を強く訴えてきた金融庁ですが、保険代理店については業界の自主性に委ね、苦情件数の高止まりにつながった点は否めません。金融庁は財務局との結びつきを強めることで地方も含めて監視の目を行き届かせる考えです。
■余はく
私たち不動産業界も電子化が進んでいます。オンラインによる重要事項の説明、そして売買契約までオンラインで完結できるようになってきます。画面上で重要事項を棒読みするだけでは保険代理店と同じようになってしまいます。この文言はお客様にどういうデメリットがあるのかとか、法の解釈についても、かみ砕いて説明する必要があります。かといって時間をかければいいというものでもありません。要点を絞って説明することが重要なのではないでしょうか。もちろん予備知識として、事前に、重要事項説明書や補足資料を配信しておき、予備知識を持って契約に立ち会うことが前提になります。